効率の良いデスクワークに必要なのが「デスクライト」です。
手元の明るさの集中力の向上、一日の疲労度の軽減への関係は様々な実験で証明されています。
ただデスクライトは「自宅作業に適切な明るさ」、「作業スペース」など、考えるポイントも非常に多いです。

ただ、デスクライトの品質を考える機会なんてないですよね。
そこでこの記事ではデスクライトを選ぶ6つのポイントと、おすすめのデスクライト5選を紹介して、あなたが素晴らしいデスクライトと出会えるのをサポートします!
デスクライトを選ぶ6つのポイント
①光源の種類
デスクライトにはLEDと蛍光灯の二種類の光源があります。
この2つの光源の違いは寿命の長さ、蛍光灯の寿命は1万3000時間程度ですが、LEDの寿命は4万時間とその3倍以上です。
寿命が長い分LEDの方が高価ですが、一般家庭に普及した今は十分安価で購入できます。
蛍光灯より寿命が長く、取り替える頻度が少ないので、長期的に見るとLEDのほうが経済的です。
節約のためにも、LED付きの蛍光灯を選びましょう。
②明るさ
照明の明るさは場所や用途に合わせて変えましょう。手元が明るすぎるとかえって疲れてしまいます。
勉強や仕事に使うなら光束は300~400lm(ルーメン)、照度は400lx(ルクス)程度のLEDライトが、目にやさしくオススメです。
(*光束…光源からでたすべての光の明るさ、単位はlm(ルーメン)。照度…見ているものから光が跳ね返る明るさ、単位はlx(ルクス))
光量を自由に変えられる調光機能があると、部屋の明暗に関わらず適切な明るさを見極めることができます。
③光色
作業に使いたい方は、青みの強い光色のデスクライトを選びましょう。
光色を選ぶポイントは色温度と演色性です。
色温度は単位K(ケルビン)の値が高いほど、光色が白色に近くなり、低ければ低いほど赤や黄色などの暖色系に近寄ります。
寒色系は色温度5000K以上です。ケルビンが高すぎても目への負担が大きいので、ちょうど5000K周辺のものを選びましょう。
演色性は太陽光の明るさにどれだけ近いかを表す値で、100Ra(アールエー、色の見え方のよい・悪いを表わす単位)に近ければ近いほど目に優しいと言われています。
デスクワークには80Raは必要です。ほとんどデスクライトがこの80Raを基準に作られています。
手元を明るくしつつ、目に優しい作業をする際は色温度が5000K周辺、演色性は80Ra以上のライトを選べばいいでしょう。
④設置方式
デスクライトにはスタンド式とクリップ式、クランプ式の3つの設置方式があります。
①スタンド式
机に置いて使うタイプで、平らな面であればどこでも自由に設置できます。
ただ、安定感が弱く、少し衝撃を加えるだけで倒れる可能性があります。
倒れるたびに直さなくてはならないのが問題点です。
②クリップ式
クリップ式は机の天板等にクリップで挟むタイプで、机上のスペースを取りません。
スタンド式同様どこでも設置しやすく、ベッドの縁や椅子に挟めば、机がない場所でも使えます。
ただ、多くのタイプはスタンド式ほど首は回らず、光を当てる角度を柔軟に変えられません。
③クランプ式
クランプ式は机の天板に固定するタイプで、安定性は抜群、よほどのことがない限り落ちません。
机に完全に固定するため、移動ができないことが難点、ただ倒れる危険性がないため、作業スペースが固定された方にオススメです。



移動性はスタンド>クリップ>クランプの順番です。
使い方によって好きなものを選びましょう
⑤電源コード
デスクライトの多くは電源コードがついており、コンセントが必要です。
購入の前にコードの長さを確認しましょう。コンセントに届かない場合、別途延長コードが必要になるのでケーブル周りの整理の手間がかかります。
また、近年ではコンセント以外にもUSBケーブルを使って充電するタイプやコードレスで使えるタイプもあります。
コンセントがないところに持ち歩く場合、USB式かコードレスタイプがオススメです。電源の種類で明るさは変わらないため、作業効率は下がりません。
⑥アームの可動域
アームの角度を柔軟に変えることができれば、手元だけを明るくしたいとき、机全体を照らしたいときに便利です。
ほとんどのデスクライトにはアームはついていますが、値段の低いライトだと壊れやすいため、値段が高いしっかりとした作りのライトを選びましょう。
まとめ
- 性能、コストパフォーマンス、ともに蛍光灯よりLEDがお得
- 光束300~400lm、照度400lx、色温度5000K、演色性80Ra以上のライトが作業しやすい
- スタンド、クリップ、クランプの中から使う場所に合わせて選ぶ
- 外に持ち出したい場合、コードレスやバッテリー式がオススメ
おすすめのデスクライト5選
①LEDダブルアームライト REFLECTECH Pro/ツインバード工業株式会社


90Ra前後と演色性が高く、目に優しく作業したい方にはイチオシのライトです。
このデスクライトの強みはアームの可動性の高さ、自由自在に動くためどんな机でもムラなく光を届けられます。
②yamada LEDデスクスタンド Zライト


Zライトは1954年以来続く、老舗のデスクライトブランドです。
こちらも演色性は90Raでとても目に優しく、クランプ式の設置方式でどこでも安定した作業できます。
高性能の秘訣は他社のデスクライトと比べ、2倍以上の部品点数で構成されていること。
作りがしっかりしているため、何年も使っていただけます。
③LEDICEXARM LEX-967 クランプタイプ/Swan電器株式会社


400lmととても明るいライトです。
調光、調色機能は5段階、どんな部屋でもベストな明るさを見つけることができます。
電球の明るさがよく分からない方はこれを選んでおけば問題ないでしょう。
④LEDデスクライト Alfred/ツインバード工業株式会社


小柄なライトならこちらがオススメ、安価でミニサイズながら80Ra以上の演色性で、LEDライト付きです。
ダイアル式のスイッチで明るさを自由自在に調節可能なので、自分に合った明るさを保つことができます。
⑤ANGLEPOISE タスクライト 90 MINI MINI


こちらも比較的小柄で場所を取らないライトです。スタンド式でどこでも持ち歩くことができます。
照度は300lxで安価ながら十分、作業中の机を漏れなく照らしてくれます。
まとめ
デスクライトは明るさ、色、設置方法など違いが非常に多いアイテムです。
暗くてすぐに影ができる
明るすぎて目が疲れる
思ったように光が当たらない
こういった悩みが合った方は、本記事で説明した6つのポイントを考えることで、高性能で使いやすいライトを選べます。
後悔ない買い物をして、ストレスレスなオフィスワークを実現させましょう。